●はるめの目 第2話 西の魔女が死んだ
今日のおすすめの本はうちの姉ちゃんが
「母さん、どうしてもこれ読みんさい。
ラスト泣けるけぇ」
と薦められ、読んでみた本です。
文庫でちょっとバックにしのばせて読むにゃぴったり♪
『西の魔女が死んだ』-梨木香歩作- 定価¥420
あらすじは・・・・・・
中学に進んでまもなく、どうしても学校に行けなくなったまいは、季節が初夏へと移り変わる一月あまりを”西の魔女”のもとで過ごした。
西の魔女とはママのママ!つまりおばあちゃんのコト。
大好きなおばあちゃんから魔女のてほどきをうけるのだが・・・・
魔法も呪文も覚えるコトなんていらなかった。
魔女に一番大切なものは「何でも自分で決める」ってコト。
そして「人に左右されない心をもつ」コト
おばあちゃんは、早寝・早起きをして食事をしっかりとって、よく運動し規則正しい生活を続けることが・・・・この決まったこと”続ける”ってことが”自分で決めて、決めたコトを守るコト”これが魔女になる修行。まいとおばあちゃんの一日は、朝起きて、鶏小屋に卵を取りに行って、裏の庭のレタスをちぎって焼きたてのパンで朝ご飯、朝ご飯の後は体力作り!洗濯したり、裏山へ行って野いちごを摘んでジャム作り・・ おばあちゃんは洗濯機を持ってません。タライに水張って、シーツは足でジャブジャブ。布巾は熱いお湯の中に石けんグラグラ、これで除菌と漂白完了 洗濯しながら熱いお湯をわかし、家中の鍋にお湯に摘んだハーブを入れて、畑の虫除けに使ったり・・・
まいはおばあちゃんと暮らすコトで規則正しい生活・健康な体・生活の知恵を学びます。 途中、鶏が何者かに殺されちゃうってコトもあるけれども、そこで「生と死」ってものを考えることに・・・・おばあちゃんとの生活を通して、堅くなってたまいの心もほぐれ、なぜ学校にいけなくなったのか?!何がまいを苦しめていたのか?! 自分で話せるようになっていきます。
そして・・・・・別れ
うちのお姉ちゃんがすごい泣くよ~~ってただけあって、マジ泣けました。
うちが凄いって思うたんは、お母さんとおばあちゃんがまいに「何で学校行けんの?嫌なコトがあるん?」なんてコトは一切言わんかったコト。
うちの姉ちゃんも下の子も、お友達とうまくいかんかったりイジメに遭うたりで学校行かんかったコトがあったんよ。
じゃが・・・言うちゃあいけん思うてもつい・・
「何があったん?」「学校行きんさい」この言葉がでたんよね。まいもお友達との関係で悩んで学校行かにゃいけん思うても行けんなったんよ。
まいとうちの子らがダブって眼鏡が曇りました
”学校行けん”これは親もホンマしゅわいけぇ
切のうて、どうもしちゃれん苛立たしさ!見守っちゃるしかない・・・
おばあちゃんはただひたすら静かに見守り、優しく生きるための知恵ゆうもんを言葉じゃのうて生活を通して伝えていっとるんよね。
規則正しい生活・自然の声に耳を傾ける うちがたに足らんもんじゃと反省です。
絵本作家のターシャ・テューダー
、彼女の姿がこのお話のおばあちゃんと重なりました。
ターシャも自然とともに、昔ながらの自給自足の生活をしとってんじゃが・・・
足の裏で地面の土の温度を感じるコトで霜が降りるんかどうかわかるんじゃと。
季節のもんを食べ、庭や山に咲いた花を活ける。
ターシャの言葉にこんなのがあるんよ。
”心は一人ひとり違います。その意味では人はいつも一人なのよ”『ターシャ・テューダの言葉』メディアファクトリー
”現代人は忙しすぎます。夕方、ポーチのロッキングチェアに座ってカモミールティでも飲みながらツグミが済んだ声で鳴くのに耳を傾けてごらんなさい。毎日の生活が楽しくなりますよ”『ターシャ・テューダの言葉』メディアファクトリー
新学期に新年度・・・・忙しいことだらけじゃけど、朝、外の音に耳を傾けてみんさい。
ウグイスが鳴きよるよ。ほいで足下にはつくしが・・・新しい発見があるかもしれんよ。
(文 はるめ)
