今日の中国新聞の記事。バターがないそうですのぉ。
ケーキ屋さんやお菓子屋さんやパン屋さんは困っとってのようじゃ。
ケーキ作りが趣味の方のブログで「バターをゲット!」というネタになるくらいじゃけぇ、よほどないんじゃろぉて。
(うちじゃこがぁなハイカラなもんは作らんけぇピンとこんのんよ・・・)
なんでバターがないんか知っとってですか?
これにゃ2つの理由があるんです。
まずは国内の酪農事情。
以前のニュースで、牛乳を地面に流して捨てとった北海道の映像を覚えとってですか?
牛乳が売れんよぉになってしもぉて、出荷しても損をするばっかりじゃけぇ捨ててしもぉちゃったんよ。
(ほんまに情けない話じゃ・・・)
北海道の酪農家は「これじゃやれん・・・」ゆうて、売上が下がるんを覚悟で牛を減らして生乳の生産を調整しちゃったそうな。
ところが去年、都府県(北海道以外)の残暑が厳しかったせいで牛が弱って生乳の生産量が減ってしもぉたんよ。
北海道が減らしてその他が減りゃぁ当然足らんよぉになるのは当たり前。
減った生乳は、乳業メーカーが儲かる「飲用乳」や「発酵乳」に使うため、バターに向ける分が少のぅなったということ。
ほいじゃぁすぐに牛を増やしゃぁええんじゃが、
子牛を育てて乳を搾れるよぉになるんは2年後。
その頃も生乳が不足しとるという保証はないうえ、
飼料用穀物価格もどんどん値上がりしとるけぇコストもかかる。
わしでも今さら牛を増やそうなんて思わんが。。。
さらに海外の複雑な事情。
●中国やインドやロシアで乳製品の需要が急増しとるけぇ、輸入しようにもなかなかできんよぉになってしもぉとること。
(国際市場での買い負)
●乳製品の最大輸出国のオーストラリアが大干ばつで飼料生産が激減して生乳の生産が落ち込んだこと。
(世界的な気象異変)
●EUが輸出補助金を撤廃したため輸出量が減少したため。
(自国の農業保護・育成)
これじゃいつまでたってもバターが山ほど店頭に並ぶ日は来そうにないのぉ。
ここからが本題。
この問題はバターだけに限ったことじゃないんよ。
去年から、何から何まで値上げの嵐。今年に入ってもまた値上げ。
値上げされても、お金さえ払やぁ買えるうちならまだマシ。
買おうにも物がなけらにゃどがぁもならん。
今の日本はその崖っぷちに立っとるんよ。
ギョウザどころか日本の台所がどっぷり頼り切っとる中国。
食料の生産量も増えとるんじゃが、
それ以上のスピードで人口が増え、さらに食生活がどんどん洋風化しとるけぇ、
近い将来、よその国にまわす食料の余裕なんかなくなるはず。
インドしかり、ロシアしかり、東南アジアしかり。。。
頼みのアメリカも、バイオエタノールじゃゆうて食料であるはずのトウモロコシをどんどん車の燃料にしとってじゃ。
その点、ヨーロッパはちょっと違う。
どこの国も食料自給率を上げることに努力しとってじゃ。
イギリスも昔は今の日本のよぉに輸入に頼っとったんじゃが、今ではかなり高い自給率(たしか70%)になっとる。
飽食ニッポンは「砂上の楼閣」
じゃゆうことに早ぅ気がつかんにゃエライことになりますで。
ええ車じゃ、ええ服じゃ、ええ宝石じゃと浮かれとったら、
明日の食べるもんがなぁ!・・・とゆうことになるかもしれんのんよ。
たかがバター、されどバターです。
(文 くんちゃんおやじ)

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コメント
>アクビさん
ギョウザ中毒事件以来みなさんの「食」への関心は高くなったんじゃないですかね。
それでも、
「まだまだ大丈夫。。。」というのが本音でしょう。
やっぱスーパーの棚から食べものがなくならんと身近な問題にゃならんのか・・・
>たぶたぶさん
世界中じゃコメが不足して値上がりしよるんです。
ほいじゃが日本じゃ生産調整じゃゆうて4割の田んぼを遊ばせとる。
国の政策は頼りにならん。
生産者も消費者も自分らの生活を守るために行動せにゃいけん時期にきとるんじゃないかと思います。
>moguさん
ここらも生産調整があったんですか!
こりゃ失礼しました。
勉強不足でした・・・
「ネコの目」農政に翻弄されるんはわしら生産者と消費者ですよのぉ。
今のままじゃ離農者続出で輸入依存は加速。
そして突然の輸入激減。
結果、「飢える日本」へ・・・
恐い恐い・・・
>かしらさま
ほっけ→輸入もん
大根おろし→自家製
ちしゃもみ→自家製
とうふ→原料の大豆はアメリカ産
味付けのしょうゆ→原料の大豆はアメリカ産
とんかつを揚げる油→原料は殆んど輸入
・・・・・・
日本風の食生活でも半分は輸入もんです。
せっせと自家用野菜と米を作りましょう。
生き延びることはできますけぇ。
Posted by: くんちゃん | 2008年06月02日 23:23
うちの料理は ほんまに 純日本風で パンはたべん、マーガリンはたべん、 バター料理はほとんどせん。。。(油は 脂肪のつきにくい・・・の油)
ほんまに バターもパンもなくて全然へっちゃらです。朝から ジャムなんか もってのほか・・・。
ちなみに 今夜は ほっけ、だいこんすり、ちしゃもみ、とうふ、ふきのにもの、昨日のとんかつの残りの
『かつぅ丼』でした(←ポジブログに載せます)
朝は ご飯と汁です。
でも クッキーやケーキはたまに食べるけぇ・・・バターいるねぇ・・・げに なんであんなにないんじゃろーーー
昔あったトイレットペーパー買占めみたいなんかな
Posted by: かしら | 2008年05月29日 21:36
まったくね。
ちょっと補足。
生産調整は全国規模だったんです。
我が家も割り当て受けて、超過分にはペナルティー払いました。
じゃが、輸入バターが高騰して、国産バターの方が安くなってきたので買いが集中。結果不足。で、今年度から増産せよ・・・・
その乳牛も、飼料はほとんどが輸入。
じゃぁ、畑で草作って、出るだけでええじゃん、と思われるでしょうが、乳牛の改良が進み、身を削ってでもお乳が出てしまうのでもはや草だけでは飼育できません。
人も家畜も食うもんが無くなってしまうかも・・・
土地はあるけど、どう利用するか・・・
燃料が上がってトラクターで畑に出るのも考えてしまう今日この頃です (T_T)
Posted by: mogu | 2008年05月29日 20:04
自分達の食生活がいかに薄っぺらい船の上でなりたっているかという事ですね。(いつ沈没するかわからん)
じゃが農業しまひょう!!ゆうても土地がなかったり、後継者がいなかったり、資金面で難儀をしたり何よりも農業して生活が出来るか?となると尻込みをしてしまうんよね。
道路作ったり施設作ったりときれいなべべに金をつぎ込むよりは国営でもええ会社みたいにしてもええ農業がやりやすいようにする援助に税金をかけて欲しいモンです。
チョット前にある大手スーパーのPB商品でお米を作る工程から企業が参加してより安全で安いお米を作るという記事が載っておりました。こういうことをもっと取り組む企業が増えたらええですね。
Posted by: たぶたぶ | 2008年05月29日 19:07
そうですね。
「お菓子作る材料がないんよ~!」
ということをきっかけに、
若いお母さんたちも本題に目を向けてほしいですね。
Posted by: アクビ | 2008年05月29日 17:24