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3時間耐久レース参戦記VOL1

残暑が厳しい中での激闘が予想される今回の3時間耐久レース、
エントリーは全クラス合計で48台。 その中で、Re安芸高田ステッカーを貼ったPUSPUS
レーシング関係車輌は5台。
各チームそれぞれに目標設定があるなか、注目はゼッケン9の大野・山田組。
今年参戦しているTSタカタサーキットでの耐久レースで4位・2位と入賞を続 けているので
今回こそは優勝を!と意気込んでいます。

午前中は受付・車検・練習走行が行われ、昼過ぎに参加者へのルール説明の後、13時にスタート
となる。 Re安芸高田部隊ともいえる5台のマシンは4~8番目の好位置からスタート。
13時にレッドシグナルが消灯してル・マン式スタートで各ライダーが一斉にマシンにかけより
エンジン始動し、1コーナーへと向かっていく。
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Re部隊で抜群のスタートダッシュを決めたのはゼッケン7の秋月選手。
2コーナー進入時点で2位争いを展開。 続いてゼッケン9の大野選手も好位置につける。
ゼッケン5の酒井選手、ゼッケン6の今吉選手、ゼッケン8の貴田選手は 出遅れ気味となる。
しかしレースはわずか2周で赤旗中断となる。
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インフィールド区間の多重クラッシュにより危険と判断され、各車ピットロードに。
13時20分から仕切りなおしでの再スタートとなった。
この赤旗中断からの再スタートによるタイムロスで、レースの時間が3時間から2時間40分に
短縮となりました。

再スタートも先ほどと同じスターティンググリッドで各車整列。
シグナルのレッドが消灯し、あらためてのル・マン式スタート。
またしてもダッシュが決まったのはゼッケン7の秋月選手。 キックスターターと違い、
マシンに駆け寄ったらすぐに着座してセルスイッチを押すだけでエンジンがかけられるのが
有利のようです。
ゼッケン9の大野選手もきれいにスタートを決めましたが、
ゼッケン8の貴田選手はエンジンが始動できずに最下位に。
全車スタート後に押しがけとなってしまいました。

今度のスタートでは波乱は無く、数周で各車が安定したペースでの周回をはじめたあたりで
ピットでは作戦の立て直しがはじまりました。
5台それぞれが設定しているライダー交替はあくまでも3時間を均等に割る考え方で
ピットイン回数は体力や着順への拘りからさまざま。
優勝を目指す大野組は最初からタイムロスを無くすための1ストップ作戦だったので
時間が変わっても単純に半分ずつ走ればいいから何も考えなくてすみます。
しかし他のチームは短縮されたレース時間に対してどう交替するかで、監督の金澤さんが
計算をしてスタッフと相談していました。

酒井組、箱上組、貴田組は安定志向のチームのため再計算の案で問題はありませ んでした。
しかし秋月組だけは微妙なポジションで、場合によっては上位に食い込めそうなので
レース時間の短縮を利用した賭けにでることとなりました。

最初の案では秋月・宮田それぞれが45分を2回ずつ走行となっていましたが
それを80分ずつ1回走行の1ピット作戦に出ました。 これだと体力的にはきついですが、
ピットイン回数が2回減るので タイムロスが1周分ほど稼げそうな感じです。

この賭けに出ようと考えたのはスタート時の天候が曇りがちだったので、
体力的に楽は方向かと思われたからです。
こうなると、走行中の秋月選手には作戦変更を伝えなければなりません。
サインボード1枚では伝えきれないため、2枚に分けて内容を書き込みます。
1枚目は「7番 2時40分マデ」 2枚目は「1ストップ作戦」
これをサインエリアで掲げる事数周で、秋月選手は理解して OKサインを送ってきました。

その後ゼッケン8の貴田選手がマシントラブルでピットイン。
レース序盤なのでなんとかマシンを修復しようと数人掛かりで対応に。
また各車は、最初のライダー交替のためにピットに戻り始めます。

1ストップ予定の大野選手、秋月選手はまだまだ入ってくる時間ではありません。
ライバルチームもライダー交替等でピットインをする関係で 順位の方は大きく変動します。

そんな中で大野選手が駆るゼッケン9番はSPクラス3位~2位と優勝を狙える好位置につけています。
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レースもちょうど折り返しの14時30分頃に大きな動きがありました。
SPクラスでトップ走行中のゼッケン1番・神田選手が転倒して
後続車両がその神田選手に激突、15秒差で2位につけていた大野選手が、このアクシデントによ
りトップにたちました。
1ストップ作戦の山田選手は大野選手から交替できるように準備中でした。
山田選手はこのシーンを見ていなかったため、同じく1ストップ作戦で
交替準備に入る直前の私が、山田選手にトップにたった事を報告、後続との差が2周ある事を伝える。

14時40分頃に、ゼッケン9番は大野選手から山田選手に、 ゼッケン7番は秋月選手から私に
それぞれ交替しました。 トラブルでピットインしていた貴田組のマシンもその後は順調に周回をし
ていま した。
この時間帯になるとサーキットの天候は完全に晴れていました。
曇りがちだったために1ストップ作戦に打って出た私の体力がもつかどうか・・・。
私は前回の5時間耐久レースで最終コーナーに激突して大きなタイムロスを作っていたので
今回は絶対にミスを犯さないために自ら作戦をたてていました。

80分を大まかに3ステージにわけて、最初の30分はマシンに慣れる、次の40分はタイムを削る、
そしてラスト10分はピットサインをよく見てペース調整と他チームとの駆け引きをしながら順位を上げる。
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作戦通り最初の30分程はマシンの特性を把握しつつ、いつもの自分のマシンと違う部分に対応した
ライン取りや適切なシフトを考え 徐々にペースを上げていきました。
タイムを削る時間帯になったあたりでは、コース上で遭遇するチームメイトに対して
その人にあったゼスチャーをして楽しみながらも走りました。
そうする事によって緊張がほぐれて良い走りができると思ったからです。
(文:写真 みやっち特派員)
(その2に続く)


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