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2008年07月18日

吉高球児の夏終わる・・

さあ、いよいよ今日18日は3回戦。
安芸高田市の吉田高校は広島市民球場の第4試合で 「高陽東高校」と対戦しました。

結果はみごとに玉砕。
吉田高校惨敗

0―12、5回コールド負けでした。 さらにノーヒットのおまけ付き。
高校野球3

これで3年生は引退です。

あのヘタクソ1年生が(笑) ここまで堂々とプレーできるようになるとは・・・
見守ってきた保護者のひとりとして感慨深いもんがあります。
高校野球

応援していただいた 保護者、卒業生、在校生、地域、関係者の皆様、
本当にありがとうございました。
引き続き新チームに変わらぬご声援をお願いします。

(文 くんちゃんおやじ)

2008年07月17日

吉田高校2回戦突破じゃぁ!

福山市民球場で行われた第3試合。 対「府中高校」戦。
6回までは相手の攻撃をしのぐばっかり。 おまけにこちらは1安打となると打つ手ナシ。
胃が痛ぅなるよぉな展開に重苦しい空気が・・・

しかし、7回裏、 ランナーを1塁に置いて見事な右中間を抜く2塁打。
1塁から一気にホームを駆け抜け先取点!
8回裏、 1アウトランナー2・3塁のチャンス。

4番バッターのセンター前ヒットで追加点!
しのいでしのいでモノにした勝利。 勢いで勝つ試合もありゃ、耐えて勝つ試合もある。
吉校球児は一段とたくましくなったはず。
高校野球

3回戦は19日(金)、広島市民球場の第4試合。
相手は強豪「高陽東高校」です。 悔いのない精一杯の試合をしてくれると信じとります!
高校野球2

(文 くんちゃんおやじ)

2008年07月15日

高校野球広島県大会!吉田高校初戦突破!

暑い夏が始まりましたのぉ。 夏といや高校野球。
「全国高校野球選手権大会 広島大会」も12日に開幕して、 連日熱い闘いを繰り広げとります。
高校野球1

ここ安芸高田市からは「向原高校」と「吉田高校」が出場しとります。
「向原高校」は昨日、健闘及ばず敗退してしもぉたんじゃが、
「吉田高校」は今日、広高校相手にみごと7-3で初戦を突破しました!
高校野球2

グランドでプレーする選手はもちろん、吹奏楽部の素晴しい演奏、
チアリーダーの女子バレー部+有志の華やかな応援、男子バレー部の力強い応援、
保護者や卒業生たちの熱い応援。
みんなの熱い思いが実った勝利じゃろぉね。

高校野球3

市民球場に吉田高校の校歌が流れたとのこと。 わしも聞きたかったのぉ・・・
2回戦は16日(水)に福山市民球場で第3試合。 相手は府中高校。 ガンバレ!吉校球児!

(文 くんちゃんおやじ)

2008年05月29日

おやじの百姓徒然草 その22 バターが消えたわけ

今日の中国新聞の記事。バターがないそうですのぉ。
ケーキ屋さんやお菓子屋さんやパン屋さんは困っとってのようじゃ。
ケーキ作りが趣味の方のブログで「バターをゲット!」というネタになるくらいじゃけぇ、よほどないんじゃろぉて。
(うちじゃこがぁなハイカラなもんは作らんけぇピンとこんのんよ・・・)

バター不足

なんでバターがないんか知っとってですか?
これにゃ2つの理由があるんです。

まずは国内の酪農事情。
以前のニュースで、牛乳を地面に流して捨てとった北海道の映像を覚えとってですか?
牛乳が売れんよぉになってしもぉて、出荷しても損をするばっかりじゃけぇ捨ててしもぉちゃったんよ。
(ほんまに情けない話じゃ・・・)
北海道の酪農家は「これじゃやれん・・・」ゆうて、売上が下がるんを覚悟で牛を減らして生乳の生産を調整しちゃったそうな。
ところが去年、都府県(北海道以外)の残暑が厳しかったせいで牛が弱って生乳の生産量が減ってしもぉたんよ。
北海道が減らしてその他が減りゃぁ当然足らんよぉになるのは当たり前。
減った生乳は、乳業メーカーが儲かる「飲用乳」や「発酵乳」に使うため、バターに向ける分が少のぅなったということ。

ほいじゃぁすぐに牛を増やしゃぁええんじゃが、
子牛を育てて乳を搾れるよぉになるんは2年後。
その頃も生乳が不足しとるという保証はないうえ、
飼料用穀物価格もどんどん値上がりしとるけぇコストもかかる。
わしでも今さら牛を増やそうなんて思わんが。。。

さらに海外の複雑な事情。
●中国やインドやロシアで乳製品の需要が急増しとるけぇ、輸入しようにもなかなかできんよぉになってしもぉとること。
(国際市場での買い負)
●乳製品の最大輸出国のオーストラリアが大干ばつで飼料生産が激減して生乳の生産が落ち込んだこと。
(世界的な気象異変)
●EUが輸出補助金を撤廃したため輸出量が減少したため。
(自国の農業保護・育成)

これじゃいつまでたってもバターが山ほど店頭に並ぶ日は来そうにないのぉ。

ここからが本題。
この問題はバターだけに限ったことじゃないんよ。
去年から、何から何まで値上げの嵐。今年に入ってもまた値上げ。
値上げされても、お金さえ払やぁ買えるうちならまだマシ。
買おうにも物がなけらにゃどがぁもならん。
今の日本はその崖っぷちに立っとるんよ。


ギョウザどころか日本の台所がどっぷり頼り切っとる中国。
食料の生産量も増えとるんじゃが、
それ以上のスピードで人口が増え、さらに食生活がどんどん洋風化しとるけぇ、
近い将来、よその国にまわす食料の余裕なんかなくなるはず。

インドしかり、ロシアしかり、東南アジアしかり。。。
頼みのアメリカも、バイオエタノールじゃゆうて食料であるはずのトウモロコシをどんどん車の燃料にしとってじゃ。

その点、ヨーロッパはちょっと違う。
どこの国も食料自給率を上げることに努力しとってじゃ。
イギリスも昔は今の日本のよぉに輸入に頼っとったんじゃが、今ではかなり高い自給率(たしか70%)になっとる。

飽食ニッポンは「砂上の楼閣」

じゃゆうことに早ぅ気がつかんにゃエライことになりますで。
ええ車じゃ、ええ服じゃ、ええ宝石じゃと浮かれとったら、
明日の食べるもんがなぁ!・・・とゆうことになるかもしれんのんよ。

たかがバター、されどバターです。
(文 くんちゃんおやじ) 

2008年04月01日

おやじの百姓徒然草 その21 市長選と農業問題

いよいよ安芸高田市長選挙が始まりましたのぉ~。
無関心派じゃったわしも、今回は真面目に投票することにしました。

「まずは各候補者の政策を研究せにゃいけん!」ということで選挙事務所に突撃訪問してパンフレット収集。 最初は「こいつは誰かいの・・・」とけげんそうな顔をしとったスタッフも、 「市内の住民なんじゃけど、政策が書いてあるパンフレットみたいなもんをくれてんないですか?」と言うと、 急にニコニコして「どうぞよろしくお願いします(^^)」と言って渡してくれちゃったです。

わしが注目したのは「農業問題」について。

3人の候補者がどがぁな考えなんかを調べてみたんよ。
マニフェスト

いちばん詳しいのは増元候補者。
農業算出額の数字をあげたり具体的事業の予算額まで明示しています。「異業種交流等を通じて、安芸高田市としての総合ブランド戦略を振興していく必要があります」と結び、 JA野菜生産倍増計画支援とかアキロマン生産拡大支援など、具体的施策まで提起しています。
しかし、倍増した野菜をどう販売するのか、米余りに時代に米を増産してどうするのか・・・?
これまでの古い考え方から脱却できない感があります。

次は熊高候補者。
「各支所に農業担当職員を配置し、農家と共に知恵を出し、汗を出し、消費地まで関わることで、経済の実効性を高め、減反による荒廃地縮小と担い手育成につなげていきます」とのこと。 職員数削減もあり難しいことかもしれんが、こうして同じ目線で物事を考えることがスタートになる気がしたのぉ。 また、「地産地消条例」とか「環境まちづくり構想」とか、 新しい発想を感じました。

最後は浜田候補者。
A4のパンフレットを2枚もろぉてきたんじゃが、 行財政改革とか少子化対策とか高齢者とかの文字はあっても、 2枚のどこを探しても農業政策についての記述がない! あえて言うなら、「雇用の拡大・活性化対策として、企業誘致や農業、商工業の支援を行います」だけ。 これじゃ判断のしようがないが・・・

4月2日(水)午後1時30分から向原若者センターで3人の話が聞けるそうなんで行ってみようと思うとります。 安芸高田市の将来に関わる選挙。 投票にも行かんで、あとから文句を言うのは卑怯じゃけぇ、 みんな!投票にゃ行きましょうで!

(文 くんちゃん)
注)本文中の各候補者への論票はくんちゃんさん一個人のものであり、特定の候補者政策を支持宣伝するものではありません。
2008年02月03日

おやじの百姓徒然草 その20 ミートホープと中国産餃子

食品偽装で揺れた2007年が終わり、2008年は中国産餃子で幕が開きましたのぉ。 こりゃ明らかに「食の安全・安心」がテレビや新聞の中だけじゃのぉて、わしらの食卓に迫ってきたゆぅこと。
餃子

はぁええかげん自分らの食卓の不安定さに目を覚まさんといけんで。

去年、世間を騒がせた「ミートホープ事件」
meethope

会社の利益のために消費者を騙した行為は同情の余地もなぁんじゃが、事件が発覚した頃の社長のインタビューの中のひと言が耳に残っとるんよ。
「消費者が安いものばかり買うから・・・」だったよぉな・・・ そして今回の「中国産毒餃子事件」
何から何までの中国頼り。 今じゃ中国なくしては日本の「食」は成り立たんまでになってしもぉとる。
原因はまだわからんのじゃが、 輸入の実態がどんどん明らかになってきたことはええことじゃと思うんよ。

この二つの事件の共通しとることは、 消費者が「安いもの」「便利なもの」ばかりを追い求めた結果じゃとゆぅこと。 消費者がちぃとでも安いもんばっかり欲しがるけぇ、 その中から利益を出さんといけん企業は原材料をごまかして原価を抑えるか、原材料も人件費も安い海外で作って輸入するしかないよのぉ。 前者がミートホープの牛肉偽装で、後者が毒餃子。

物にはなんでも「適正価格」ゆうもんがあるはず。 コロッケにも餃子にもこの位とゆう値段があって、 その値段で売れてこそ、安全な原料を使い、衛生的な工場で作り、会社に利益が残るもの。
消費者がこの「適正価格」で買えば大きな問題がおこることはなあ。
ところが、「一円でも安く!」と消費者が要求すりゃぁ企業としても何とかせにゃいけん。 何にもせにゃぁつぶれてしまうけぇ。。。 リスクの高い海外へ進出せにゃいけんよぉにしたんは日本の消費者なのに、 いざ問題が起きたら企業のせいにするんはどうかいの・・・?
「高いもんは買いとぉない」と「安全なものが食べたい」とは両立せんことがはっきりしましたで。 ほいじゃぁどぉするん???

まず、意識を変えること。
「安全でおいしいもんはそれなりの値段がする」と思うたらええ。 それでも車や宝石に比べたら安いもんよ。

次に、近くのもんを食べること。
わざわざ地球の裏側から運んできたもんを食べんでも生きていけるじゃろ。 季節はずれのもんを食べんでも地元の旬な野菜があるじゃろ。 地元、県内、国内、最後が海外。 オサレなレストランにゃ時間とお金を使うて行くんじゃけ、 安全でおいしい野菜を探して買うくらいはみやすいもんよ。

そして、「知る」こと。
旬を知る。 生産地を知る。 生産の過程を知る。 できれば生産者も知る。 ただスーパーの棚にあるから買うんじゃいままでといっしょじゃ。

最後に、「食」の大切さを考えること。
「食」はエサじゃない。 「食」は「命」の源。 家族での食事はこころの栄養。

長ぅなっててすいませんでした。 去年から言いたいことが溜まっておりまして・・・ お宅の食卓をちぃとでも見直してください。
(文 くんちゃんおやじ)

2007年12月20日

おやじの百姓徒然草 その19 米生産者の手取り

これを見てつかぁさいや。
農家がJAに玄米を売る時の値段です。
一番高いコシヒカリが30kgで6,000円キロ当たり200円です。
ちいと出来が悪ぅて2等になったら5,500円、3等は5,000円。

米価



スーパーじゃキロ当たり400円~500円で売られとるよね。
(新潟産は別じゃけど)

2等じゃの3等じゃのの区別はなぁですよのぉ。
ほいじゃぁ出荷する時の2等や3等はどこへ行ったんかいの???
精米してしまやぁ外見は全然わからんよぉになるんじゃけぇ、混ぜとるしか考えられんよのぉ・・・

安ぅ仕入れて高ぅ売るんが商売の鉄則じゃけぇ、JAも同じことをしとるんじゃろおて・・・

わかり易いよぉに我家を例にしましょうかのぉ。

うちは4反(40a)作って半分は自家用や親戚・知人分で、残りの半分をJAに出荷しよりました。
(今は全量直販です)
うちの有機・無農薬のコシヒカリも、よその農薬・化学肥料たっぷりのコシヒカリも買取りの値段は同じです。
よぉ出来たとして、玄米30kgを40袋出荷したら売上は240,000円。
これが1年間汗水たらして作った米の売上です。
そこから稲刈り・乾燥・籾摺り・袋詰めの外注費用120,000円を支払い、種籾代、育苗の費用、燃料代などを支払うとおやじの労賃は???
ほとんど出ません。(出てもビール代で消える程度!?)

うちの場合、トラクターや田植機は年代ものの中古を安く手に入れて使ぅとるけぇ農機具代の償却がなぁし、
農薬や化学肥料は使わんけぇまだましなんよ。
もし新品のコンバインやトラクターを買ぅとったら大赤字じゃ。
経費をかけんでやっても、自家用の米とわずかの労賃しか残らんのです。

もし、米の売上だけで年収500万円を確保しょう思うたら、売上は倍の1000万円はないといけん。
割り算したら約1,700袋出荷せにゃいけん。
それだけの生産量を確保しょうと思うたら田んぼは8~9haはいる。
これだけの広い田んぼを管理するにゃぁ大けな機械がいるけぇ、機械の償却の経費だけでもバカにならん。
10ha以上作ってやっと人並みな収入になるゆうこと。

こりゃあくまでも一人でやる場合の大雑把な数字じゃけど、
現実にゃ天候不順や病気で収穫は不安定じゃし米の値段も下がりよる。
米作りを主にしとる農家は自分で販路を開拓したり、いろんな作目を組み合わせて収入の安定を考えとってんじゃが、
これもなかなかええことにならんのが実情。

百姓は、大きな夢と厳しい現実のはざ間で苦しんどるのが現実です。

(文 くんちゃんおやじ)
2007年11月10日

おやじの百姓徒然草 その18 「11人の侍」

今回はうちの奥さんのネタです。

先日、○ズミに買い物に行ったんじゃげな。
生協の牛乳が少のぉなっとったんで牛乳売り場へ行ったそうな。
(ちなみに我家は週に10本、夏場は15本以上飲みます)
うちの奥さんも考えるこたぁみんなといっしょで、やっぱり安いのがええし新しいのがええんよ。
どれにしょうかと見よったら、
見知らぬ奥さんが「これが今評判なんよ」と1本の牛乳を教えてくれちゃったんじゃそうな。
ちいと高いんじゃが買ぅて帰ったんがこの牛乳。
11人
「チチヤス 11人の生産者限定牛乳」

広島県内の酪農家11人の牛乳だけを集めてパックに詰めた牛乳で、そのうちの4人が美土里町の酪農家とのこと。
そして声をかけてくれちゃったんがその4人の中のひとり「橘 公一」さんの奥さんじゃったというわけ。
11人の名前とコメントがパックの横に書いてあるんじゃが、
橘さんは「健康な牛から安全でおいしい牛乳を生産しています。」と言ぅとってです。
奥さんも「ぜひうちの牛乳を飲んでほしい!」ゆう強い気持ちじゃったんじゃろおね。

飼料は高騰し、ガソリンや資材も値上がりする反面、牛乳の需給バランスが崩れ乳価は下がってきとります。
水より安い特売の牛乳の値段には心が痛みます。
酪農家の方の大変さは、わしも同じ農家じゃけぇ痛いほどわかります。
そがぁな中で頑張ってオリジナルの牛乳を販売する元気に感動したおやじです。
普通に出荷しときゃぁ収入は少のぅても安定はしとったはず。
その安定に安住せず、例えメーカーの戦略としても、売れるか売れんかわからんもんを作って販売しようとする勇気が嬉しかったんよ。

もし安芸高田市の人がみんなで週に1本でもこの牛乳を飲んだら、どれだけこの4人の酪農家の方に元気がでるじゃろうか。
「あの牛乳 おいしいね!」と声をかけてあげたら、どんなに嬉しいじゃろうか。

消費者は地元の安全でおいしいもんを食べて健康になり、
生産者は地元の人に食べてもろぉて元気が出る。
これがほんまの「地産地消」じゃと思うんよ。

ぜひ「チチヤス 11人の生産者限定牛乳」を飲んでつかぁさい!

(文 root)

2007年10月16日

おやじの百姓徒然草 その17 「ライスショック」

14日、15日とNHKで放送された「NHKスペシャル」を見ちゃったですか?

サブタイトルの「ライスショック」にあるよぉに、日本の主食である「米」をめぐるショッキングな現状を世界的な観点からと生産現場からの観点で放送されたんよ。 たまげたんはあの「コシヒカリ」がアメリカだけじゃぁなしに、中国や台湾でも作っとって、日本への輸出を虎視眈々と狙ぅとること。
アメリカはあのとてつもなく広い耕地で大規模に作ってコストを下げ、中国や台湾は安い物価と労賃でコストを下げとります。 もし日本に入ってきたら、国産米の半分どころか1/3や1/5の値段になるこたぁ間違いない。

こがぁなことになったら生産者は死活問題。 日本の耕地の半分近くを占める中山間地と呼ばれるところは壊滅する道しか残っとらんのんよ。 もちろん広い平野が広がる米どころでも、コスト競争じゃぁ勝てるわきゃぁなぁ。

テレビでもやっとったんじゃが、あの大潟村でも米価の下落で採算ギリギリまで追い込まれて大変なことになっとるらしい。 結局、日本の主食の米が外国産に占領されてしもぉて、日本中の米農家は廃業を余儀なくされ、荒れた耕地が広がるんは十分予想できる。

ここでよぉ考えんにゃぁいけんのは日本の食料自給率はわずか39%しかないということ。

ほぼ100%を維持してきた米まで輸入されるとなりゃぁ、日本の台所は完全に外国に頼ることになってしまうとゆぅ危険性。 このグラフを見てもらやぁわかるよぉに、先進国の中で日本だけ自給率が極端に低いんよ。

graph

多くの先進国は自国の食料はきちんと確保しつつ農業や工業も発展させて高い経済力をつけてきとる。 日本だけが工業最優先で経済成長を続けた結果がこれなんよ。 ここまで危機的な状態じゃのにWTOやFTAでまだまだ市場開放をしそうな気配がアリアリ。

スーパーのあふれる食料を見て「日本はまだまだ豊かなんじゃの~」と思うんは間違いじゃったと今気がついても遅いかもしれんよ。

(記事 くんちゃんオヤジ)

2007年10月04日

おやじの百姓徒然草 その16 「フェアトレード」と日本農業

フェアトレード」ゆう言葉を知っとってですか?

Fair(フェア)=公正な Trade(トレード)=貿易 開発途上国の人々から農産物などの商品を公正な価格で買い取り、先進国の消費者がそうした商品を適正な価格で買うことによって、生産者を応援する支援のかたちなんじゃそうな。

先進国が買い叩くため、途上国の人々は貧困にあえいどるんじゃ。 子供がろくに学校へも行けず働かされ、大人もろくな給料ももらえずこき使われとるんよ。 その結果、わしらは安いもんが買えるんじゃゆうことを知らにゃいけん。
この「フェアトレード」が継続的に発展すりゃぁ、農村での農業の振興や女性の社会的地位の向上や子供が学校に通えるようになり、ちいとでも貧しい暮らしが改善されるじゃろぉて。 広島にも「フェアトレード」カフェがオープンしたゆうて先日の中国新聞にも載っとったし、アクビちゃんのブログ「ドラえもんはいない」(2月15日)にも取り上げとってんよ。

ほいでもって本題。
この「フェアトレード」の考え方を今の日本の農業に取り入れにゃいけんと思うんよ。 大量生産・大量消費にゃあてはまらんのんじゃが、狭い地域での地産地消なら十分通用するはずじゃ。 消費者は少々高ぅても地元の生産者の作った農産物を買うんよ。 生産者は、JAに出荷するたぁ高ぅ買ぉてもらうんじゃけぇ、できるだけ農薬は使わず種類も増やして消費者の好みに合うもんを作るんよ。 よおけできた時は値段を下げたりサービスしたりすりゃぁええ。 できんかった時は消費者が我慢すりゃぁええ。 生産者と消費者がお互い理解しあい尊重しあえる関係を作りゃぁ、消費者は安全な食べ物が手に入り、生産者は安心して農業に励むことができ、荒れた田んぼも減るんじゃなぁかのぉ。


わざわざ野菜まで外国から運んでこんでもええじゃろ。 高い運賃かけて、燃料使うて、薬がかかっとるかもしれんもんを。
野菜が腐らんゆうことはちょっとおかしいと思わんかいね?

どうせ近い将来地球温暖化や人口増加や耕地の減少で世界は食糧危機や水不足になるなぁはっきりしとる。 そがぁになった時外国から食料なんて分けちゃぁもらえん。 その時に備えて、今から家族を守ることを考えといても遅ぅはないと思うんじゃが。

(文 くんちゃんおやじ)
関連URL広島にフェアトレードカフェ(中国新聞9/9日)
関連URLドラえもんはいない

2007年09月09日

おやじの百姓徒然草 その15 食料自給率39% パート2

9月9日の中国新聞15面を読んじゃったですか?
「麦・大豆増産へ転換の時」ゆう、大けな見出しで日本の食糧自給率が39%になったゆぅて
いろいろ解説しとってんです。 読んどってんない方はぜひじっくり読んでください。

新聞にもあったよぉに、2020年代にゃ世界的な食料危機が起こるかもしれんのんよ。 あと13年先じゃ。
あんたは何歳になっとる? いつもわしが言うとる「子供や孫の代」どころじゃぁなぁかもしれんのんよ。
もし6割の食料がのぉなったらまともな食事はまず無理。 好き嫌いどころか食うや食わずになるかもしれん。
自分のとこだけで精一杯な国が日本に食料を分けてくれるはずはなぁけぇね。
じゃけぇ、ある程度は自分の食べるもんは自分の国で賄わんにゃいけんのんよ。 生産者の立場から言わしてもらやぁ、 なんぼ麦や大豆を作っても売れる値段があまりに安いけぇ生活できんのんよ。
海外産と値段で競争しても勝ち目はないけえね。
生活できる値段で売ろうとしても、消費者は安い輸入もんばっかり買うけぇ思うた値段じゃ売れん現実があるんよ。

たとえば豆腐。
おやじのお知り合いの“豆腐はぁうす 壱丁”さんは国産大豆にこだわり、北海道産と美土里町産の大豆で
おいしい豆腐を作りよってんよ。
その豆腐は一丁「250円」 イ○ミの豆腐売り場のは「49円」 あんたはどっちを買うてかいね?

たとえばたまご。
平飼いで自家配合飼料(できるだけ地元産)のエサをやって手間ひまかけたうちのたまごは「350円」
イ○ミの特売では「99円」 あんたはどっちを買うてかいね?
生産者が最低限の生活をするにゃぁ、このくらいの値段の差を消費者が受け入れにゃいけんのんよ。

消費者の立場じゃ、

「そがぁなこと言うても、現実にスーパーに行きゃなんぼでもあるじゃん」
「国産を買おうと思うても書いてないじゃん」
「生活が苦しいんじゃけぇ安いもんを買うしかないじゃん」

などなど意見が出てきそぉじゃの。
ほいじゃが、よぉ自分の生活を見直してみんさい!

うまいもんが食べたい、ええ服が着たい、ええ車が欲しい、おしゃれな生活がしたい、海外旅行に行きたい・・・etc
そのためにゃ何十万、何百万のお金をかけてですよの。
それなのに毎日の食事は1円でも安いもんを探しとりゃせんの?
ちいと気をつけて国産や地元産の食材を買うても出費はたかがしれとりゃせんの?
ブランドもんの服を1着我慢すりゃ、どれだけ安心で新鮮な野菜が手に入るか考えたことがあるんかいの?

自給率を上げるんは政府の仕事。 わしら生産者や消費者にゃどうでもええ。
わしらが考えにゃいけんことは、自分や家族の「食」を守ることなんよ。 「食」を守ることは「命」を守ること。 家族が健康で暮らせることを第一に考えるんなら「食」にもっと目を向け、
それなりにお金をかけることを考えにゃいけんのんじゃなぁかの。
それが地元の農業の元気につながり、結果として日本の食料自給率アップにつながるはずじゃと思うんじゃがの。
(文 くんちゃんおやじ)
2007年08月13日

おやじの百姓徒然草 その14 自給率39%

ゆうべのニュースや今日の新聞に出とりましたよのぉ。
日本の食料自給率がとうとう39%になってしもぅたげな。

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自然に下がったんじゃゆぅたら、「しょうがないのぉ~」で済むんじゃが、
政府や農水省が何とかして45%まで上げたいと、あれやこれや手をうったにもかかわらず
下がってしもぉたんじゃけぇ手に負えん。
手をうったゆうても、いまだに「規模拡大がええ」ゆうおバカな妄想に取り付かれたままの
机の上の政策じゃけぇええがになるはずはなぁよのぉ。

早い話、 大規模農家や営農集団にはたっぷり補助金をやるけぇ、政府の言うとおりの作目を作りんさいよ。
それ以外のこまい(小規模)百姓は好きにしんさい。
つぶれよぉが兼業になろぉがアンタの勝手じゃけぇね。 ゆうことなんよ。

今まで散々ええかげんな補助金ばら撒き政策で日本の農業を無茶苦茶にしといて、
さらにとどめをさすよぉな政策で自給率を上げようなんて、 わしにゃぁよぉわからん。
今の日本の農業で大事なんは、よおけおってのこまい百姓じゃなぁかいの・・・

もうひとつ大切なんは消費者の意識改革じゃ。

ここまで自給率が落ち込んで日本の「食卓」は危機的な状態じゃゆうのに、
ノーテンキな消費者は食べ物で溢れかえるスーパーの棚の前で
中国産じゃの、アメリカ産じゃの、ノルウェー産じゃののパックを普通に買いよってじゃ。
もし、輸入がストップしたら買うもなぁないのに・・・

「そがぁなこたぁなぁでしょ!?」

などと悠長なことを言うとる場合じゃなぁんですよ。
中国でもインドでも、いざとなったら自分の国が大事じゃけぇね。
そうなったら日本に分けてくれてかいのぉ・・・?
「地産地消」たぁ言わんが、 せめて「国産国消」ぐらいはせにゃいけんのんじゃなぁですか?

(文 くんちゃんおやじ)

2007年07月13日

オヤジの百姓徒然草 その13 「命」を中国に預ける?

何かと話題の“中国産○○”じゃのぉ。

アメリカじゃ中国製の歯磨き粉に有害物質が入っとったとか、
ペットフードを食べたワンコやニャンコが200匹死んだとか・・・
パナマじゃ中国製の成分が入っとった風邪薬で人間が100人以上も死んどるんよ。

うなぎ、ウーロン茶、干し椎茸、乾草キクラゲ、生鮮ショウガ、生鮮ニンニク茎、
落花生、冷凍ホウレンソウ、 枝豆、さといも、ネギ、ブロッコリー、はるさめ、
シジミ、おおあさり、キムチ、蜂蜜、小麦粉、馬刺し、牛タン・・・

これが何かわかりますかいのぉ?
中国から日本に輸入された食品のうち、有害化学物質(有毒物質・発ガン物質など)が入っとったけぇゆうて
問題になったもんなんよ。ちょこっと調べてこのくらいじゃけぇ、本気で調べたらまだまだ出てくるなぁ間違い
ないのぉ。

確かに、スーパーに行ってみりゃぁ、「中国産」じゃの「メイド イン チャイナ(英語が浮かんでこん・・・)」
のシールが張ってあるもんが、なんとよぉけあることか。
コンビニ弁当や居酒屋のメニューにゃ「中国産」のオンパレードじゃ。 別に中国だけを悪モンにしたいこたぁ
ないんじゃが、タイやベトナムを大きく引き離してダントツのワースト一位なんじゃけぇしょうがないよのぉ。

日本の食糧自給率は40%じゃけぇ、どがぁにしてでも残りの60%はどこやらの国から輸入せにゃぁいけん
訳なんじゃが、こりゃぁあまりにひどい実態じゃと思うてんないですか?

わしゃ何度も言うんじゃが、「食」は「命」の源なんよ。

カッコええ車もブランドの服も高い化粧品も「命」を支えてくりゃぁせん。
うもぉて安けりゃ何でもええんなら、そりゃ「エサ」じゃ。 買い物をするとき、できるだけ「○○県産」ゆうのを
選んでくださいや。

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もちろん地元「広島県産」がええ。 さらにできりゃぁ「安芸高田産」がええ。
もっとできりゃぁ「近所のおばちゃん産」ゆうのが一番ええよね。 わしらの「命」はわしらが守らにゃいけんし、
子供たちの「命」もわしらが守らにゃいけんけぇね。

(文 くんちゃんオヤジ)
2007年06月23日

オヤジの百姓徒然草 その12 “ムラは問う”に思う

以前から連載中の中国新聞の“ムラは問う”

ちぃと前から新バージョンが始まりましたのぉ。

nousonn

日本の食料自給率40%とゆぅ中で、農政は「中核農家育成」と「営農集団育成」という安直な方策で何とか自給率を上げ日本の食糧の安定供給を模索しとるんじゃが、 現実問題として、そりゃ無理じゃろぉて。
少々規模を拡大したところで所詮外国の規模に比べたらゴミみたいなもんじゃ。 営農組織を作ったところで、その中心になるのはある程度の年齢で経験は豊富で時間に余裕のある方ばかりじゃけぇ、10年後20年後の予測がたたん。

そがぁな個人や団体だけで日本の食料自給率を上げるこたぁ「絵に描いた餅」にしか思えん。
“ムラは問う”の新バージョンは見方がちょっと違う。 中国地方のあちこちのこ~まい村での取り組みを取材しとってんじゃが、共通して言えることは「生産」と「消費」の距離が短いということ。
ほいで、これが「生産」の場と「消費」の場の問題をかなり大きな範囲で解決してくれそうな予感がするんよ。

「生産者」は日本の自給率のことは置いといて、まずは自分の生活が成り立つことを考え、さらには自分の夢の実践を描き、その次に「食」の安全や安心を考える。 「消費者」は今の食卓に疑問を抱き、「食」の安全や安心についてちょっと深く考え行動する。 この両者が接点を持ったところが新しい動きを始めとる。 その動きは誰にも止めよぉがないんよ。

「食」の安定は「地元」にあるのを早ぅ気づかんといけん。日本の自給率なんか政府の役人が考えりゃぁええこと。 わしらは家族の健康と子供や孫の健康だけを考えりゃぁええんじゃけぇね。
お金を払うほぉが強いんじゃけぇ、そのことをよぉ覚えときんさいよ。

外国からたっぷり薬をかけて輸入された野菜は食べとぉないと思うたら、国産の野菜を探しゃぁええし、できりゃぁ近くでとれた野菜にすりゃぁもっとええ。 わざわざ季節はずれの野菜を食べんでも、旬の野菜を食べりゃぁうまいし栄養価も高い。

「地産地消」ゆぅ言葉はよぉ聞くんじゃが、掛声ばっかりが先行しとるんじゃなぁかのぉ。
「食育」ゆぅのも響き(だけ)はええよのぉ。 そがぁなエエかっこはどぉでもええんじゃ。
「生産者」は商品じゃのぉて、自分らでも安心して食べられるおいしいものを作りゃぁええし、
「消費者」はもぉちぃと賢ぉなって、自分が納得できるもんを探しゃぁええ。

両方の接点ができたら新しい動きが始まることを“ムラは問う”は伝えたいんじゃと思うんよ。

「生産」と「消費」 この両方の考え方を同じ方向に向けることが大事じゃとオヤジは思います。
(文 写真:くんちゃんおやじ)

2007年06月11日

おやじの百姓徒然草 その11 「食」は「命」の源

先日のRe的オープンカフェイベントに参加させてもろぅたんじゃが、
たまごや野菜を置いたテーブル前にA4の紙2枚にわしの思いを書いてちょこっと貼っとったんよ。
ひとりでもふたりでも見てくれてならええと思ぅとったんじゃが、店番の息子に聞くと
「何人か、しゃがみこんで読みよっちゃったよ」とのこと。

内容は『食は命の源

kunchan

スーパーに行くときにはチラシをこまめにチェックし、とにかく1円でも値段の安いものを買うとってですか? 車はカッコエエ車に乗りたいですか?
借家より一戸建てやマンションのマイホームに住みたいですか?
服はユニクロよりブランド物を着たいですか?
無理して住宅ローンや車のローンを払いながら食費を切り詰めとる人はよぉけおってんじゃないかいのぉ。
オサレなブランドの服やバッグを買ぉてしもぉて昼飯代をケチっとる若いもんもよぉけおりそうじゃのぉ。

誰でもしとることなんじゃが、これってちょっと違やぁせん・・・?

「食」は「命」を育み、体を作り、次の代へと繋がっていく大事なもんなんよ。 それを値段だけで決めてええもんかいね? ちいとでも安いもんが欲しいとゆう消費者のため、生産者は使いとぉもない農薬や化学肥料をたっぷり入れて作らざるを得んよおになってしもぅた。
(自分たちが食べるもんは別な畑で無農薬の野菜を作っとってんよ)

それでもまだ安いもんがほしいゆう消費者がおるけぇ、わざわざ外国からわけのわからんもんを輸入せにゃいけんことになってしもぉとる。 どがぁな危ない薬がかかっとるかわかりゃせんのに・・・
もぉちったぁ自分たちが食べとるもんに注意を払わんにゃぁいけんのんじゃないかいね。

大人だけならええんじゃけど、子供たちはそうはいかん。
子供たちを健全に育てるのは親の責任じゃけぇね。
今の生活は危ない化学物質に囲まれとるよぉなもんじゃけぇ、ちいとでもその危険を回避する意識と行動が必要なんじゃないかいね。

無理して車のローンを払うことに比べりゃぁ安ぅあがるし、 インターネットの時代じゃけぇ、家におってもいろいろ調べることができる便利な世の中なんよ。
買うてきたスナック菓子たぁお母ちゃん手作りのお菓子がええに決まっとる。
ちいと高いかもしれんが無農薬の米や野菜もネットで売りよる。
産直市にゃ自家用に多めに作った野菜を並べとってじゃ。
わざわざ冬にスイカを食べんでもええじゃない。
野菜や果物にゃ「旬」ゆうもんがあって、その時期の野菜や果物は体にええもんじゃ。
クラウンに乗ってもカローラに乗っても軽トラに乗っても見える景色は一緒なんじゃけぇ見栄をはるこたぁない。 大型テレビも14型でもおんなじ番組じゃ。
ユニクロの服でもええ人はええ人。ブランドの服を着ても人間がよぉなるはずもない。
こがぁなもんは所詮自己満足の世界じゃ。

それを自慢すること自体がちぃとねじれとる。

ええ家に住み、ええ車に乗り、ええ服を着ることで満足するならそれでおしまい。
安全でおいしい旬の食材で食事を作り、家族みんなで食卓を囲む。
これこそ「心も体も豊かな」生活じゃぁなぁですか?

(文 くんちゃんオヤジ)

2007年05月14日

おやじの百姓徒然草 その10 田植え雑感

はぁ、コシヒカリの田植えはおおかた済んでしもぉて、遅もんの代かきもボチボチ。
田植えシーズンのちょうど折り返しかのぉ。

田植え風景

それにしても大型連休の「代かきラッシュ」「田植えラッシュ」はすごかった。
今年は前半と後半にうまいことになとったゆぅこともあるんじゃが、
ふだんは人間はおろかネコも歩いとらん田舎の細い道が、
この連休だけはトラクターと田植機と軽トラと人間で離合もできんくらいじゃったけぇね。
どこからこがぁに人が集まったんかゆぅくらい人口が増えとったんよ。
 
うちも2枚でわずか4反ほどの田んぼなんじゃが、12日に無事完了しました。
 
昔は田植えゆぅたら春の一大イベントで、
近所のおばさんやおじさんが大勢集まり、学校も休みになって子供も手伝いよったもんじゃ。
田植機なんかありゃあせんけぇ手植え。
おばさん達が一列になってみごとな速さで植えよっちゃったのを覚えとります。
小学生のわしらは苗運びが仕事。
こまい束にした苗を畦からおばちゃん達のとこへほおり投げよりました。
楽しみはみんなで食べる昼ご飯。
めったに食べられん「おおごっつぉ」がうれしかったもんじゃ。
 
あれから40年。
代かきはトラクターで、田植えは田植機であっという間に終わってしまう。
体力的にゃぁ楽になったんじゃが、機械は高ぅつくし米は安ぅなってしもぉた。
 
近所のおじさんやおばさんと立ち話をするたびに、
「百姓はごぉなもんよのぉ」
「田んぼがなけりゃぁゆっくりできるのにのぉ」
「こがぁに米が安ぅちゃぁ合やぁせんよのぉ」・・・
と言いながら、やっぱり毎年田んぼを耕し田植えをして米を作りよってです。

「わしの代で田んぼを荒らしちゃぁいけんけぇのぉ」
とゆぅのがみんなの本音じゃろぉと思います。
田舎で生まれて百姓の家に帰ってきた跡取りの「使命」なんじゃろぉて。
 
ブツブツと文句を言いながらでも、
秋になったら「今年はよぉできた」と笑顔になったり、
「こけてしもぉてできんかった」と残念がったり・・・
 
自然を相手に自分の能力の全てをぶつけて勝ったり負けたり。
百姓に生まれたもんにしか味わえん緊張感と達成感よぉのぉ。
かえる

(文 くんちゃんオヤジ)
2007年05月07日

おやじの百姓徒然草 その9 「時間水」

大型連休もようやく終ったんじゃが、高速道路は渋滞し、行楽地は人でごったがえしたみたいですのぉ。
わしゃぁ毎日、田植えの準備と大工仕事でええ汗流してうまいビール・・・じゃなかった発泡酒を飲んどりました。

tubame

この時期、どっこの田んぼも代かきするのにたっぷり水をあてとってですよのぉ。
今年の冬は雪が少なかったけぇ水不足を心配しとったんじゃが、幸いにええ時に雨が降ってくれたりして助かっとります。 滋賀県のブログ仲間の話を聞きゃぁ、水が少のぉて自分の田んぼにあてよった谷水を盗られた言うとっちゃったんよ。 “我さえ良けりゃええ”たぁ寂しい話よのぉ。

ここら辺じゃ昔、「時間水」ゅうんがありよったんよ。 水不足で山から流れてくる谷水が少ない年、 24時間を、水利権を持っとる家の数とその戸別の田んぼの面積を加味して時間を割り当てて、少ない水をみんなに平等に割り振りする方法なんよ。 それぞれの家の名前と時間を書いた札と時計がいっしょにまわってきて、夜中だろぉが明け方だろぉが、その時間になったら親父が溝をせき止めに行ってワガタの田んぼに水をあてよったのを覚えとります。
昼間にあたった家と夜中にあたった家じゃ不公平ではあるんじゃが、平等に限られた水を分け合うためにゃぁええ方法よぉのぉ。

その頃ぁ、「自分の田んぼさえ米ができりゃぁええ」たぁ考えよらんで、「そこそこでもみんなの田んぼで収穫せにゃぁ」と考えよったんじゃろぉのぉ。 「相互扶助」や「助け合い」の精神は田舎でもだんだんのぉなってきてしもぉて、しだいに「個」を重視する生活になってしもおたんじゃが、 この「時間水」の精神は忘れちゃぁいけんと思うんよ。 ゴミのポイ捨ても、札束で外国の食糧を買い漁ったりするんも同じレベルじゃなぁかのぉ。 みんなが自分さえ良けりゃぁええと思いよったら、いつか地球が人間の住めん星になってしまうんじゃなぁかいのぉ・・・

(文 くんちゃんオヤジ)
2007年04月07日

おやじの百姓徒然草 その8 曲がったキュウリ

わしもたまにゃぁ奥さんと連ろぉてスーパーにも行くんですで。
どこのお父ちゃんもいっしょじゃろぉが、奥さんの買い物について回るんは退屈じゃしくたびれますよのぉ。
ほいじゃけぇ、わしゃいつもスーパーウォッチングをするんよ。
チェックするんは「たまご」と「野菜」と「米」の売り場。
やっぱり気になるんよねぇ。

うちでとれた野菜
(うちで作っている野菜とたまごじゃ)

先日、某スーパーへ行ったんよ。
野菜売り場にゃきれいに揃ぅた野菜がずら~っと並んどりました。
色も大きさも太さもみごとに揃ぅとります。
虫食いの野菜なんかもちろんありゃぁしません。
やっぱり曲がったキュウリや虫食いのあるキャベツなんか買う人はおらんのでしょうのぉ。

ここが問題なんじゃがのぉ・・・

消費者としちゃ、ついつい見た目がキレイで値段の安いもんを買うてしまいますよのぉ。
わしも生産者であり消費者でもあるんじゃけぇ値段は気にしますけぇのぉ。
「3割引」とか「半額」のシールにゃつい目が引き寄せられますけぇ(笑)

生産者が安全でおいしい野菜を作っても、売ろうと思うたら見た目が悪いとか規格に合わんとかでまともな流通に乗らんのんよ。
せめて引き取ってもろうても、ただの次ぐらいな値段しかつかんのんよ。

しょうがないけぇ化学肥料や農薬をたっぷり使ぅたり、ビニールハウスで石油をガンガン焚いて、安全や味は二の次の見た目がよぉて規格の合ぅた野菜を作るんじゃが、
これがまた流通に乗ると「相場」ゆう怪しいフィルターを通るうちに安い値段で買い叩かれてしまうんよ。
(流通は経費や手数料とゆぅ名目でキッチリ儲けとってんです)

安全でおいしいもんを作りゃぁ売れん(流通に乗らん)し、規格に合うたもんを作りゃぁ(流通で)買い叩かれる。
しょうがないけぇ、殆どの生産者は安ぅても売れるもんを大量に作るしかないんよね。
みんなが同じことを考えるもんじゃけぇ天気によっちゃぁ出来過ぎてしもぉて、売りゃぁ売るだけ赤字になるゆうてトラクターでキャベツを畑にすき込むよぉな光景もテレビでやりよったですよのぉ。

消費者にしても、じいちゃんやばあちゃんが作ってくれた野菜をもらえりゃぁええが、そうでなけらにゃぁスーパーで買うしかないですけぇのぉ。
安全でおいしいもんが欲しいたぁみんな思うとってじゃろぉけど、現実にそがぁなもんを売りよるところがなぁですよのぉ。

もしあったとして、無農薬の曲がったキュウリや虫食いのキャベツが200円で、まっすぐで長さの揃ぅたキュウリやキレイなキャベツが100円だったら、
みなさんどっちを買いますか???

たぶん9割の人が100円を買うんじゃなぁですか・・・?

まっすぐなキュウリを作り出すために、どれだけ研究費がかかりどれだけ生産者が辛苦しよってか・・・
キレイなキャベツを作るためにどれだけ大量の農薬が使われとることか・・・

キュウリは曲がるんが当たり前で、虫も食わんキャベツはどれだけ不自然か考えてみたことがありますか?

消費者の考え方がちぃと変わるだけですぐに流通も変わります。
流通が変わりゃぁ生産者も変わります。
いちばんええのは消費者と生産者が直接繋がることです。
(文 くんちゃんおやじ)
2007年04月02日

くんちゃんプレゼンツ!芸備線沿線“桜”模様

広島市は桜が満開じゃとか。ここらはもちぃとじゃろぉかのぉ。

安芸高田市の桜ゆうたら土師ダムが有名なんじゃが、なんと芸備線沿線もきれいな桜が咲いとるんよ。
吉田口駅から広島方面に向かって案内します。

写真1 吉田口駅のすぐ向原寄りの左手あるのがこのしだれ桜。
道路と小川にかぶさるよぉに咲いとります。

結構有名らしく、土日にゃカメラ片手によぉけ見に来てらしいです。

県道からはちぃとしか見えんけぇ、旧道に入ってください。

 

 

 

もちぃと行った、「イセキ」の精米所の反対側がこれ。

写真2 カメラをもって線路に上がったら、このお宅のワンコに見つかりワンワン吠えられました(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 甲田町から向原町に入ったら線路の左手上の方に見えてきます。
もうハラハラと花びらが風に舞いよりました。
写真3















もちぃと行ったら左手の山の方に2本の大きな桜が見えます。「野依織工房」さんの近くです。
この向こうにも小さな桜が何本も見えとります。
写真4















2本のうちの右側がこれです。薄いピンクの花がついた枝が風に揺れとりました。
この右手に「野依織工房」さんがあります。
写真5












しばらく向原駅に向かうと線路のすぐ上にあるのがこれ。
古い家の庭にあるんじゃが、家の主はおらんよぉで荒れ放題。ほいでもこの桜は毎年花を咲かせるんじゃのぉ。
写真6

向原駅の左、県道の向こうに咲いとります。桃色と黄色と桜色がきれいですのぉ。
駅の右手にゃぁ学校の桜がきれいに咲いとります。
写真7

向原駅を出てすぐ左手に向原高校が見えてきます。ここもきれいに咲いとります。
下の白壁の家にもこじんまりとしだれ桜があります。
写真8

しばらく行った「ひとは館」の手前右手、線路のすぐわき。
線路に覆いかぶさるよぉなしだれ桜。
写真9

その反対側には2本の桜が力強く咲いとります。菜の花の黄色とのコントラストがええですのぉ
写真10

以上です。
くれぐれも脇見事故を起こさんよぉ気をつけて芸備線の春を楽しんでつかぁさい。
安芸高田市の桜もこの土日でおしまいか・・・
(写真 文 くんちゃんおやじ)